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数学のためのコンピューターは NSG の三本柱
- Numerical (computation) … 数値計算
- Symbolic (computation) … 数式処理
- Graphics (or visualization) … グラフィックス (可視化)
今日は N, すなわち数値計算、特に方程式の数値解法について考える。
コンピューターによる方程式の数値解法は「繰り返し」がキー
- 線型方程式 (1次方程式) でも、
未知関数の個数 が非常に大きい問題が現われる
例えば N=1億 (原子炉圧力容器の構造計算であるとか1)
- 非線型方程式の場合、問題の自由度が低くても反復計算になる。
- 有限回の四則では exact (厳密) に解けない問題がほとんどである。
- 「反復法」で多くの問題が解ける。
すなわち、真の解 をある列 の極限としてとらえ
(
)、 十分大きな に対して を
の近似として採用する。近似解ではあるが、
コンピューターで数値計算する限り、
有限精度であることは避けられないので、
exact な方法 (もしそれがあったとして) とほとんど差がない2。
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Masashi Katsurada
平成17年7月7日