next up previous
Next: 3 ネットワークにはコンピューターが一杯 Up: 2 はじめに Previous: 2 はじめに

今日の授業の目標を説明するために -- ある日の午前の桂田

コンピューターを何気なく利用すると、 裏で多数のコンピューターのお世話になっている。 とある木曜日の午前の私 (桂田) の行動を見てみよう。

  1. 自宅で「情報処理II」の授業の準備をする。
  2. 大学に到着後、研究室で「情報処理II」の資料のしあげをする。
  3. (必要があれば) プリントの印刷をする。
  4. ファイルを WWW ページにのせて、ブラウザーでチェック。
  5. 情報処理教室に行って、授業をする。

この一連の作業で使っているコンピューターをあげてみよう (細かい用語が分からなくても気にしなくてよい)。

  1. 研究室のワークステーション (chronos) を操作しているが、 実際の処理は X Window System を介して、 数学科計算機室の WS (oyabun) 上で行っている。 なおファイルは研究室のマシンに接続されたディスク上にあるが、 NFS6 による 共有で oyabun 上でも普通に読み書きできる。
  2. プリンター (mlp6716b) はいわゆるネットワーク・プリンターである。
  3. 必要なファイルは WWW サーバー (mathweb) にファイル転送した。 WWW ページのチェックはもちろんブラウザーで WWW サーバーにアクセスして行う。
  4. 情報処理教室では教卓のパソコン (a308-01) を操作するが、 ログオンするにはアカウントの情報をネットワークで問い合わせしていることになる (サーバーの名前は?センターの事情なので知らない)。 ファイルはセンターのファイルサーバー (isc-fs-150a など) 上においてあるものをファイル共有して使っている。 授業中に情報処理IIのページを読むために数学科の WWW サーバーにアクセスしたり、 ときどき数学科のアカウントにメイルを送って (これにも複数のコンピューターが絡むが省略)、 数学科のマシン (oyabun) にリモート・ログインしてそれをチェックしたりする。

例えばここに書かれていることを 理解・納得できるようになることが今回の授業の目標である。


next up previous
Next: 3 ネットワークにはコンピューターが一杯 Up: 2 はじめに Previous: 2 はじめに
Masashi Katsurada
平成20年10月18日