この講義においてネットワークとは、コンピューター同士を相互に接続した コンピューター・ネットワークのことを意味する3。
今回は、生田キャンパス LAN の仕組みを、 なるべくパソコンを操作しながら説明する。 情報科学センターのコンピューター環境は、 UNIX (Solaris, Linux) と Windows XP の混在したものであり、 それほど普遍性が高いものとは言えないが、 得られる知識 (と体験) は教養としてそれなりの意味があると信じている。
LAN (local area network) とは、 大きくてもせいぜい生田キャンパス程度の規模のネットワークのことを指す。
インターネット (Internet) は、 このような LAN を相互に接続して出来た全地球規模のネットワークである。 生田キャンパスの LAN は、基本的な通信プロトコル 4はインターネットと同じもの (TCP/IP) を使っている。
実習で使っているパソコンの OS は Windows XP であるが、 なるべくインターネットで利用されているネットワーク・アプリケーションを 中心に説明する。 これらは元々は BSD5 UNIX のもとで 開発されたものが多いが、他の OS (例えば Windows) にも移植されている。