next up previous
Next: 3 TEX の特徴 Up: 情報処理II 第8回 数学のためのコンピューター (1) Previous: 1 情報科学センターの UNIX 環境での

2 TEX の生まれた経緯

てっく, てふTEX はコンピューター科学者である Donald Knuth 2が、 自分の著作3の組版のために 作成した文書整形システムである。(改版の際に、出版社がコンピューター組版をしてきた出来映えに腹 を立てて、自分で作ることにしたのだという話である。何でもそのために、英語 の組版について入手可能であった文献はすべて読破したそうである。)

数学の研究論文を論文誌に投稿する場合、TEX だと有利 (掲載されるまでの 時間が短くて済む) にされることが多かったこともあって、 数学界では急速に普及した。

現在では、E-mail, WWW4 などで、 特に数式を含むものは TEX で作成した 文書 (フォーマットは .tex, .dvi, .ps, .pdf など様々) が使われることが多い。


next up previous
Next: 3 TEX の特徴 Up: 情報処理II 第8回 数学のためのコンピューター (1) Previous: 1 情報科学センターの UNIX 環境での
Masashi Katsurada
平成15年6月12日