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例 (GIF の場合)

WWW ページでも良く使われている GIF 画像は、 UNISYS という企業が特許を持っている圧縮法 (LZW) を利用することが多い。 UNISYS と契約した会社の作成したソフトで GIF 画像を作成する場合は問題ないが、 そうでない場合は特許料を支払う必要がある。 大した問題ではないと思われるかもしれないが、 例えばフリーソフトは閉め出されることになる。 今のところ、 データを再生するプレーヤー (画像の場合はビューアー?) の開発を 制限しているケースはないようだが、 万一プレーヤーも制限されるようになると、 「作成したデータは本当に作成者のものなのか?」 心配になってくる (筆者の杞憂であれば良いのだが)。

[
l]X や OpenWindows が動いている場合に試せる実験
isc-xas06% xdpyinfo (結果は省略)
isc-xas06% xwd > image.xwd →この後マウスの入力待ちになる。
 ウィンドウを選択して左ボタンを
 クリックする。
isc-xas06% ls -l image.xwd ← サイズを見てみる。
(省略) → ルートウィンドウを選択した場合
  全画面が記録されて約 3 MB
isc-xas06% xwud -in image.xwd ← 試しに画面に表示してみよう。
isc-xas06% cat image.xwd | xwdtopnm | pnmtopng > image.png ← PNG というフォーマットに変換
isc-xas06% ls -l image.png ← サイズを見てみる。
-rw-r-r- 1 re00018 re00018 21723 Jun 20 09:27 image.png → かなり小さくなった!
isc-xas06% display image.xwd → 表示してみる。
  終了は、マウス右ボタン, Quit.
isc-xas06% rm image.xwd ← ディスクの無駄使いなので削除

(情報科学センターは pnmtopng を用意していない。

set path=($path ~ re00018/syori2/bin)
としてから試してみよう。 あるいは GIF 形式に変換する ppmtogif を試してみよう。)

これは動画では特に顕著である。テレビなどでは、1 秒間に約 30 の画像を次々 に映すことで動画を表現している。

ワークステーションの画像をテレビのように 1 秒間に約 30 回描き換えると して、1 時間にどれだけの量のデータが必要となるか?


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Masashi Katsurada
平成20年10月18日