rlogin の親戚で、リモート・ファイル転送に使えるコマンド
rcp がある。これを利用する場合には、
前小節で説明したように ~/.rhosts
を準備しておく必要がある。
rcp コマンドでは、リモート・ホストにおけるファイルを指定するのに、
username @ hostname : pathnameのような形式を用いる。ここで
例えば waltz11 にログインしている ee08099 が、数学科のホスト
oyabun の ee08099 のファイル(例えばファイル名を
``~/Wnn/private
'' とする)を waltz11 のカレント・ディレ
クトリィにコピーするには、
とすればいい(これには oyabun の側で ~/.rhosts
を準備しておく必
要があるが、情報処理 II を受講している学生のアカウントについては、こち
らで準備する予定 -- 今日は間に合いませんでした)
18。
その逆に waltz11 にあるファイル mondai2.c を、oyabun のホーム・
ディレクトリィにコピーするには、
とする19。
rcp には色々なオプションが指定できるが、特に次の二つ20は有益。
rsh リモート・ホスト名 [ -l ユーザー名] コマンドとすると、リモート・ホストに指定したユーザーとしてログインして、コマン ドを実行したのとほぼ同様のことができる。次の例では、oyabun で kterm を 実行している。
xhost oyabun ; rsh oyabun -l ee08099 kterm -display $DISPLAY &このようなコマンドを入力するのは面倒だが、適当な方法で登録しておけば便 利である。