: この文書について...
: 情報処理II 第1回 ネットワーク (1)
: 日本語入力の障害への対応 (回避)
(すでに知っていることと思うが、念のため。)
現在、普通に電子メイル (electric mail, 略して
E-mail) と言えば、(必要ならばインターネットを通じて、遠く離れ
たコンピューターまで) メッセージを送受信するシステムである。
最近では、コンピューターに関する基礎的な教養、特にイ
ンターネットを利用する場合は必修技能とみなされるようになりつつある。
手紙、電話、FAX とは一味違った通信手段として (以下に列挙する特徴を読
んで、どこが似ていて、どこが似ていないか考えて見よう) 急速に普及した。
- 時間の制約を受けない。すぐに届くが、暇なときに読むことが出来る。
(時差のある地域間の情報交換に便利。)
- 送受信が簡単である。郵便局などに行く必要はなく、ネットワークでコンピュー
ターにアクセス出来ればどこにいても使える。
(自宅から、出張先から、最近は移動中にも携帯電話や PHS などから使える。)
- (デジタル・データなので) データの再利用が簡単である。
(記録や保存も便利。)
- 最近ではマルチメディア・データの送受信にも使われる。
(適当な措置を施せば、コンピューターのファイルならば何でも送れる。)
- 認証などセキュリティーの問題はまだまだ不十分。
(現在、暗号技術を用いた電子署名などの普及のきざしがあるが。)
- 一対一だけでなく、集団で話をすることが出来るメイリング・リスト
(Mailing list) という仕組みがある。
- 相手の表情など見えない文字だけのやり取りになることが多いので、普通の
会話とは異なる注意が必要になる (喧嘩しないように注意)。
Masashi Katsurada
平成12年4月27日