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2.1.0.1 お説教

それにしても、課題の意味を取り違えていた人が多い。自分で手順を見つけ るのが課題のうちという場合など、やるべきこと (手順) を逐一説明したので は課題にならないこともあるので、分かりづらい課題もあるが、課題のテーマ、 ねらいを一所懸命説明しているつもりの私としては、残念である。この「情報 処理II」は How to をマスターするための「演習」でも「実習」でもなく、あ くまでも現在の情報処理について理解を深めるのがテーマの講義である (学ぶ 側にも講義をする側にも難しいことであるが)。言い換えると、コンピューター にまつわる「理屈」を理解してもらうのが目標であって、それを実感を持って 納得してもらうために、実際にコンピューターの操作を通して色々なことをし てもらっているのである。理解する努力をすっ飛ばしてしまっているのではな いか?と疑いたくなるケースがちらほらあった。

内容を取り違える以前に、課題の文章の中で明示的に要求していることを満 たしていないレポートも多い。日本語の能力の問題なのだろうか、気になって しまう。

それからこの手のレポートは新聞記者ではないから「5W1Hを書け」ではない が、必要なことがすっぽ抜けている人が多い。理想を言えば、科目の担当者 (この場合は桂田) 以外の者が読んでも何をしているか分かるようなレポート であるべきである。

以下、細かな点。


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Masashi Katsurada
平成20年10月18日