自分で選んだ問題に対して、有限要素法によるシミュレーションを行い、
レポートする。
- 内容を表す適当なタイトルをつけ、ページ番号をふり、
適当に section (必要ならば subsection も) に分け、
目次を作ること。
- 何かの現象の数理モデルの場合は、
モデリングについても簡単に説明すること
(なぜそういう方程式になるか)。
- 微分方程式や境界条件、
時間変化する系ならば初期条件などすべての方程式を記すこと。
- 弱形式の導出を書くこと。
- 数値シミュレーションをする際のパラメーター,
境界値・初期値等についてもプログラムを見ないで分かるようにすること。
- シミュレーション用のプログラムについて簡単に説明すること
(プログラムの何らかの形で添付すること --
レポートの付録に含める、別ファイルにして提出する)。
計算を再現できるための情報を含めること。
- 計算結果の分析をすること。
- 参考にした資料は参考文献表に載せること。
特に何らかのプログラムを参考にしたときは、それについて紹介すること。
以下は、自分で問題を選ぶのは難しい、という人のために、
こちらから問題を指定した、というもの。
自分で問題を選ぶ、という人はやる必要ない。
2次元非圧縮ポテンシャル流の問題は、
ほどほどの難しさで良いと思う。
(この問題は、学部の授業「応用複素関数」で取り上げているため、
こちらが色々な資料、サンプル・プログラムを用意しているということ以外に、
流体の流れならば、
ある程度現象についての直観が働くだろう、ということを考えている。)
学部生向けの課題
「応用複素関数レポート課題2」 (これは今晩にも改訂される予定)
をしっかりと解く、という感じ。
- (全員共通 なるべく2026/6/30 の授業中にやってしまって質問すること)
を長方形領域 (正方形でも構わない) とする (詳細は自分で決めて良い)。
に対して、
上の関数
を
で定める。
ここで
は
上の点における外向きの単位法線ベクトルである。
の解
(速度ポテンシャルと呼ばれる) を求め、その等高線、
ベクトル場
(実は
と一致するはず) を表示せよ。
以下の2つを参考にすればできるはず。
- (a)
- https://m-katsurada.sakura.ne.jp/labo/text/welcome-to-freefem/node8.html にある poisson-kikuchi.edp, poisson-kikuchi-square.edp
が参考になる。
これらは、
正方形領域における Poisson 方程式の Dirichlet-Neumann 問題を解くプログラムである。
- (b)
- 解の表示の仕方 (可視化) については、
https://m-katsurada.sakura.ne.jp/complex2-2026/report2026-2/node8.htmlにある sample0.edp が参考になる。
curl -O https://m-katsurada.sakura.ne.jp/complex2/sample0.edp
FreeFem++ sample0.edp
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これは円盤領域で一様流を解いたものである。
- 自分で長方形以外の領域
と、
を選び、
速度ポテンシャル
と流れ関数
を求めて、
可視化する1。
の等高線はいわゆる流線なので流れの様子がわかる。
の求め方は、色々考えられるが、
例えば
「流線を描くために: 流れ関数
を求める」
を参考にすること。
の選び方についての注意
- (a)
- (特に重要)
まず
でなければならない (そうでないと解が存在しない2
非圧縮流体なので、流出・流入の量はつりあっているはず。)。
- (b)
- (
が滑らかな場合) 滑らかな解が欲しいなら、
が不連続であるのはマズイ。(長方形領域の場合、
が滑らかであっても、
は不連続になることに注意。)
を求める問題は、全周 Neumann 問題であるから、
連立1次方程式の係数行列は特異になり、
Gaussの消去法などでは解けない。
しかし反復法 (例えば CG 法) では解が求められたりする
(それを期待して
としている)。
CG法で必ず解けるかどうか?(もし解けないことがあったら、
以下の説明を参考にして解き直してみて、それを報告する。)
また、
とすると、
何がおこるか (わざと) 実験する。
「Poisson方程式の全周Neumann境界値問題 (工事中)」
https://m-katsurada.sakura.ne.jp/ana2026/nonopen/full-neumann.pdf
桂田 祐史