- 予習・復習は有益。
1週間に授業1コマの時間だけで理解するのは、頭が相当良くないと無理だ。
一般論を言うと、 (教科書がない等の理由で) 予習の難しい講義もあるが、
この講義は教科書もあるし、昨年度の講義ノートも公開しているし、
予習は出来るはず。でもどちらかと言うと復習の方を勧める
(どちらか一方ならば必ず復習)。
- 復習は教科書、ノートを読むのが基本。
テキストやノートを読みながら (あるいは講義を聴きながら)、
「この言葉・記号は何だろう? (自分で説明できるだろうか?)」
「これはなぜ?」と自問自答する習慣をつけよう。
自分の理解を確かめる。疑問点を掘り出して「なぜだろう」と自問自答したり、
あら筋をまとめてみる。人に説明するのも効果がある。
- 練習問題(ドリル)を解くことで勉強する、
というやり方が身についている人は多いだろう。
高校までと違って、大学ではそれが有効でない場合もある、ということを理解しよう。
(科目によっては、手頃な練習問題がなかったりする。
1,2年生のうちはまだ結構あるけれど、段々減っていく。
計算問題1つ解くのに1時間かかったりするようになるので、
数をこなして覚えるやり方は限界がある。)
- この講義は語学に近いところがあって、体を通すことにも意味がある。
目で見て、声に出して読んだり、手で書いたりすること。
コピペは意味がないけれど、しゃきょう写経には意味がある
2。
- 本について
- 教科書: 中島匠一, 集合・写像・論理 -- 数学の基本を学ぶ, 共立出版
- 参考書:
集合、写像、論理というキーワードのいずれかがタイトルに入っている本。
「数理リテラシー」という本はないと思ったら、
あった (笑)。でも全然違うみたい。
シラバスに何冊かあげておいたので、
図書館参考書コーナーに置いてあるはず。
「集合と位相」は範囲外の位相が入っているけれど良いかもしれない。
中内伸光, ろんりの練習帳, 共立出版 (2002),
¥2,484 はオヤジギャグが寒いけど、
良いかも (論理、集合、写像を含んでいる)。
- 図書館、書店 (時々大型の書店に行ってみよう、
近所のブックファーストもまあまあの品揃え) に親しもう。
- ネットで調べるのは結構難しい。
- 情報の質の問題。ノイズが多い (玉石混交)。
ウィキペディアは怪しい (勧めない)。
英語のWikipediaはかなり良いことが多い (いいかも)。
- 一つの言葉が色々な意味に使われる。
ある意味で正しくても、適当でない場合が結構多い。
自分の頭で、自分が考えているケースに該当するか、チェックする必要がある
(分からないで調べているときにそれをするのは難度が高い)。
- WWWサイト
(Oh-o! Meiji からリンクを張っておく) に資料や宿題などを置く。
→ 欠席したときの宿題のプリントは自分で入手出来る。
以下に書いたことは、時間の埋め草
とっとと、講義内容に入った方が良いだろう。
以下書いてあることは大事だけれど、初回でなくても良い。
桂田 祐史
2020-03-14