天野要は、 §5.4 で述べた 等角写像の求め方と、基本解の方法を組み合わせた、 効率的なアルゴリズムを提唱した ([4])。 それを解説する。
§5.4 で導入した記号を用いる。
 の近似
 の近似  を基本解の方法で求めよう。
 を基本解の方法で求めよう。
 に対して、
 に対して、
 を
「
 を
「 を取り囲むように」
 を取り囲むように」 
 から選び、
 から選び、
 は未知の実定数である (
 は未知の実定数である (
 )。
)。
 を
 を  から選び、
collocation equation
 から選び、
collocation equation
 を定める。
 を定める。
天下りになるが、
 は主値を表すとする
(
 は主値を表すとする
(
![$ \mathbb{C}\setminus(-\infty,0]$](img291.png) を定義域とする)。
 を定義域とする)。
 
 
 .
この
.
この  は、
 は、 の良い近似であると考えられる。
 の良い近似であると考えられる。
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