(講義でそれなりに説明するつもり…その要点をこちらに写したい)
, を の領域とする。 が双正則であるとは、 が正則でかつ全単射で、 も正則であることをいう。
を の単連結領域で、 とは異なるものとするとき、 双正則写像
が存在する (Riemann の写像定理, 1851年)。
この のことを領域 の等角写像, あるいは写像関数と呼ぶ 6。
問題となる領域の等角写像はしばしば役に立つ。 そのため、その計算方法は重要視され、古くから研究されてきた。 多角形領域の場合の Schwarz-Christoffel mapping などは、 時間の関係で、「複素関数」、「応用複素関数」ではスルーしているが、 複素関数論の定番のメニューと言える。
桂田 祐史