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ここで、、 という関数を次のように定義する。
この2つの関数を用いて次の初期値境界値問題()を導く。
(3.1) |
|
問題()を差分法で解く。
区間[0,1]をN等分する。
, 時間ステップをとして、
各格子点 時刻
とする。また、
とする。ここで、フリードリクス(Friedrichs)の差分法を採用する。
フリードリクス(Friedrichs)の差分法とは、
と近似し、
を中心差分商
で近似する方法である。
()の式を、フリードリクス(Friedrichs)の差分法で離散化すると、
ここで
, を2次の単位行列とすると、
これを成分表示で書くと、
初期条件、境界条件については次のように行なう。
.
次に
について考察する。
なので、仮想格子点 を導入し
を中心差分商で近似する。
より,
そこで、(), ()の式に で用いると
上の式に
,
を代入すると、
・
より、
ゆえに、
同様に (
) についても行なう。
なので、仮想格子点 を導入し
を中心差分商で近似する。
より,
そこで、(), ()の式に で用いると
上の式に
,
を代入すると、
・
より、
ゆえに、
と表せる。
()の問題で求めたのは、, (
,
)である。
そこで()で求めたい解を (
,
)
とすると、は、次の式で求められる。
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Masashi Katsurada
平成14年11月29日