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常微分方程式の初期値問題(I.V.P.)
に対する
段法(
-step formula)
の次数(order) が(少なくとも)
であるとは、
-級の一意解を持つ任
意の I.V.P. に適用した場合に、局所打ち切り誤差
が
に関して一様に
(as
) であることと定義
した。ここで
は刻み幅 (stepsize) である。多くの場合、累積打ち切り
誤差
も
になると期待される。
Euler 法は
次、古典的 Runge-Kutta 法は
次の公式である。そこ
で例えば
(
),
という初期値問題
に適用した場合の累積誤差を表示したものが次の図である(横軸は区間の分割
数
, 縦軸は累積打ち切り誤差で、いずれも対数目盛)。
(左が Euler 法によるもの、右が Runge-Kutta 法によるもの)
実はこの問題の場合、 Euler 法では
, Runge-Kutta
法では
となる。
であるから、Euler 法は
次の項まで、
Runge-Kutta 法は
次の項まであっていると言える。
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Masashi Katsurada
平成17年6月2日