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から まで、誤差の大きさの見積が、
計算者が指定した値 より小さくなるように解くことを目標にする。
このとき のことを許容誤差限界と呼ぶ。
を
と分割して解くことにする。
における値 まで定まったとする。
における 5次公式, 4 次公式による近似値をそれぞれ
, とすると、
となる。ただし
とおいた。これから
通常は、 は よりも格段に精度が良いと期待出来るので、
この式の値が の誤差の良い評価となっていると考えられる:
さて、
と置いておく。
目標は で解いたときの許容誤差限界を とすることであるから、
で解いたときの許容誤差限界は
とするのが妥当であろう。それゆえ
であれば良いが、
そうでない場合は、 が大きすぎて十分な精度が得られていないと考え、
もっと を小さくすることにする。
の代りに、
なる
を用いて
とおき、これに対応した
,
を求め、
とおく。
となると期待できるから、
今度は
となって欲しいわけだが、
この不等式の左辺に推定値を代入した不等式
を
について解くと
を得る。安全のために
で
を定めることにする。
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Masashi Katsurada
平成23年4月29日