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4.4 特徴

Runge-Kutta 型公式の特徴として、次のものがあげられる。

(1)
自己出発的 (self-starting)である。 すなわち、多段法 ($ k\ge 2$ ) では計算の最初に必要となる $ x_1$ , $ x_2$ , $ \cdots$ , $ x_{k-1}$ を準備することなく、計算が開始できる。
(2)
計算の途中で刻み幅 (stepsize) $ h$ の変更が簡単である ( $ \rightarrow$ adaptive stepsize control に便利)。


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桂田 祐史
2015-05-30