変数の宣言はせずに代入が可能である。
変数名=式 で代入できるが、複数の変数に代入することもできる。
x,y=0,1; |
変数の型は 名前::型 で指定する (省略可能で、その場合は型が Any になる)。
識別子 (名前) のルールは C 言語のそれに近い。
推奨される命名習慣というのがあるらしいが、今回は無視。
配列の要素にアクセスするためのインデックスの指定は [] を使う。 番号は から振られる (C言語とは異なる)。 多次元配列の場合、, で区切ってインデックスを書く。 最終要素のインデックスを表すのに end が使える。
julia> a=[2 4 6] 1×3 Array{Int64,2}: 2 4 6 julia> a[1] 2 julia> a[end] 6 |
julia> a=[1 2 3 4] 2×2 Array{Int64,2}: 1 2 3 4 julia> a[1,1] 1 julia> a[1,2] 2 julia> a[end,end] 4 |
配列 a の末尾に要素として e を追加する push!(a,e)
配列 a の末尾の要素を削除する pop!(a)
配列 a1 に a2 を結合する append!(a1,a2)
リストがわりに配列を使わせるつもりなのか、 リストに対して用意されるような関数が配列に対して用意されている。 今回は略。
配列と似ているが、変更不可能なタプル (tuple) というものが用意されている (個人的にはテュープルと読んでしまいそう、 英単語としてはそういう発音もアリなのか)。 かっことして [ ] の代わりに ( )を用いる (実はかっこは必要がないので、この説明は変かもしれない)。 要素を , で区切る必要がある。
julia> t=(6,4,2) (6, 4, 2) julia> t[1] 6 julia> t=6,4,2 (6, 4, 2) |