- 2019年3月1日
久しぶりに読み直していて、
山本 [64] のことをとりあえず書いておいた
(ちゃんと紹介したい…)。
- 2017年9月15日
中野は忙しくて、このWWWページに手を入れる暇がないけれど、
気付いたリンク切れを少し直す。
- 2013年10月26日
ご無沙汰している。もうすぐ WWW サイトの引っ越し
(http://www.math.meiji.ac.jp→ http://nalab.mind.meiji.ac.jp) をする関係で色々見返していて、
引用文献の番号などが抜けているので微修正する。
Napier の解読とか、Descartes とか、Chladni とか、
色々書きたいことはたまっているけれど、
ゆっくり書く時間は当分取れそうにない。
- 2008年5月10日「数の日本史」 [56] を読む。
物理学者の書くものはひと味違うという印象。
数の読み方(いち・に・さん・…vs ひい・ふう・みい,
十・百・千・…・無量大数の呉音vs漢音)から始まって、
どの時代にどういう数学が誰に使われていたか、
その数学のルーツは何か、教育のシステムはどうなっていたか、
とにかく非常に面白かった。
- 2008年4月15日 「建部賢弘の数学」[42]を入手。
建部賢弘については、
「てつじゅつさんけい綴術算経」
の円周率計算の加速の話を知って以来アンテナを張っているが、
建部を取り扱った本は珍しい。建部が自分を師の関孝和と比べた部分など、
大変興味深かった。
- 2008年3月某日 数値解析の専門家としては遅ればせながら、
ハイラー・ネルセット・ヴァンナー
[37] を購入する。
常微分方程式の数値解法の専門書なのだが、
微分方程式の起源のような話があって面白い
(特に最短降下線の話は初めて知ることが多かった)。
翻訳者の Weblog (http://na-inet.jp/weblog/archives/000997.htmlが面白い。三井先生張り切ったんだな。)
- 2008年2月11日
WilbourHall.org
というサイトを知った。古代ギリシャの数学の文献が集められている。
- 2006年5月6日 ケン・オールダー『万物の尺度を求めて
メートル法を定めた子午線大計測』早川書房 (2006) を読んだ。
読む前に楽しみにしていた程ではないな、というのが率直な感想。
これだけ分厚くするのならばもう少し書きようがあると感じた。
むしろ同時に購入したアンドリュー・パーカー『眼の誕生』
草思社 (2006) の方がずっと面白かった (こちらの方は今のところ
数学ネタにはならないけれど)。
- 2006年5月4日 書店で、
ペートル・ベックマンの「πの歴史」がちくま学芸文庫から
出版されているのを発見する。
高校生の時に買った本を今でも持っているけれど、つい買ってしまう。
このところ筑摩書店は「ブルバキ数学史」、
ヒルベルトの「幾何学基礎論」など渋い本を出している。
次は何を出す気なのかちょっとわくわくしている。
- 2006年3月 このところガリレオに関する本を集めている。
卒研の学生にガリレオの職業は「大学の数学教授」だったと言って、
不思議がられる世の中である。
現代から見ればガレリオは天文学者、物理学者であったという方が
より正確に彼の業績を表すことになるのは同意するけれど、
ガリレオのバックグラウンドの中で数学が最も重要な成分であったことは疑い無い
(彼は西洋語に翻訳されたギリシャの古典を学んでいて、
彼の著作には「定理」、「証明」が満載である)。
ガリレオは新しい数学を創造していない、と評価するのが妥当かも知れないが、
少なくとも偉大な応用数学者 (数理科学者) であったことは確かだと考えている。
そのうちそういうガリレオ像を学生に説明したい、と考える今日この頃
…それはさておき、
かなり重要そうな (手に取って確かめられないが、多分重要な) 本の
多くが絶版状態になっているのは残念である。
ただそれほど嘆いたものでもなくて、
岩波文庫のいわゆる「復刊」で、
ガリレオ自身の著作『星界の報告』, 『新科学対話』が
現在久しぶりに入手が容易になっている。
この勢いで『天文対話』も復刊してくれないだろうか
(古書で入手した『新天文対話』は酸性紙で結構取り扱い注意状態なので)。
本当は仮名遣いを現代化して新しく版を組み直して欲しいけれど、
まあ、あまり贅沢は言いません。
桂田 祐史
2019-03-01