7.4.5 入力出力

実区間の入力には4つの方法がある。

(1)
intval() を使う方法。浮動小数点型の点行列を入力できる。
>> A=intval([0.1,2;3,4])
A$ 0.1$ を包み込む区間を持っていない。 なぜならば、 $ 0.1$intval() を呼ぶ前に2進数に変換されるからである。
(2)
intval() に文字列引数を渡すことで包み込む区間が得られる。
>> A=intval('-.1 2 3 4')
これは4次元の区間ベクトルが得られる。
>> rad(A(1,1))
(結果は 1.387778780781446e-17 となった。) A(1,1) は点区間でなく正の幅を持つ区間であることが分かる。
>> A=reshape(A,2,2)
こうすると、区間を成分とする2行2列の行列が得られる。
(3)
midrad() を用いて、中心と半径を指定して区間を作る方法。
>> B=midrad([1,0;0.5,3],1e-4)
結果は
intval B = 
   1.000___________   0.000___________
   0.500___________   3.0000__________
(4)
infsup() を用いて、下限と上限を指定して区間を作る方法。
>> C=infsup([-1,0;2,4],[-0.9,0;2.4,4.01])

桂田 祐史
2020-09-03