インクルード・ファイルやライブラリィ・アーカイブ・ファイルなどを システム標準のディレクトリィから読む場合、そのディレクトリィを 明示する必要がある。 インクルード・ファイルを探索するディレクトリィを指定するには -Iディレクトリィ とする。 ライブラリィ・ファイルを探索するディレクトリィを指定するには -Lディレクトリィ とする。
例えば、数学科 WS の環境で、GLSC を使うプログラムを コンパイルする場合、 /usr/local/include にある glsc.h と、 /usr/local/lib にある libglscd.a と、 /usr/local/X11R6.3/lib にある libX11.a が必要になるので、 例えば以下のようにする。
oyabun% gcc -I/usr/local/include -o graph graph.c -L/usr/local/lib
-L/usr/local/X11R6.3/lib -lglscd -lX11 -lm |
数学科の WS では、環境変数を
Makefile |
CC = gcc CFLAGS = -I/usr/local/include LDFLAGS = -L/usr/local/lib -R/usr/local/lib -L/usr/local/X11R6.3/lib -R/usr/local/X11R6.3/lib graph: graph.c $(CC) $(CFLAGS) -o graph graph.c $(LDFLAGS) |