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11.1 伊藤ひでのり秀範 「Javaによる波動方程式のシミュレーション・プログラム 〜1次元, 2次元の波の動き〜」

http://nalab.mind.meiji.ac.jp/~mk/labo/report/open/2004-itou.pdf で公開中 である。なお、 http://nalab.mind.meiji.ac.jp/~mk/labo/report/open/2004-itou-prog/ に プログラムがある (WWW ブラウザーで実験できる)。


簡単に言うと、 2001年度卒研の三井康之「Java による波動方程式の数値解析」のプログラムを 以下のように改良・発展させた、というものである。

(1)
波動方程式の解の「定番」である 平面波と定常波をシミュレート出来るようにした。
(単純な機能追加だが価値は高い。 三井君のプログラムは、すごいけれど、 率直に言って「何だか良く分からない」ものだったので。 この手の波動方程式の解を授業で扱うと、 学生は「問題を解けても分からない」ということが多く、 目に見えるようにすることは大事だと痛感する今日この頃。 伊藤君にとっては良い数学の勉強だった模様。)
(2)
2次元の波で鳥瞰図だけでなく、等高線表示ができるようにした。

等高線描画コードは blog サイトである ODAWARANET.COM に載って いたものを、作者 (小田原渉氏) の了解を得て使わせていただいたそうである。 早速有限要素法プログラムの解の可視化などに使い回すことになった (ちょっと 愉快 -- そして小田原氏に感謝)。


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桂田 祐史
2015-12-24