4.1 常識的なこと

• アプレットは WWW ブラウザーからも実行できるシンプルなプログラムである が、数値シミュレーション用プログラムの開発にもかなり使える (最近の Swing 中心の参考書の記述とはずれてしまうところが多いが、 複雑なことはしないので、とりあえずサンプル・プログラムの真似をしてみて欲 しい)。
• GUI は基本的には (前節で紹介した) AWT で出来ていると考えて良い。
• アプレットには main() メソッドはない。 init() メソッドが呼ばれて初期化が行なわれ、 再描画が必要な任意のタイミングに paint() が呼ばれる。
• MyApp.java というプログラムの概形は

  MyApp.java

  // 次のような注釈を入れておくと便利
  // <APPLET code="MyApp.class" width=500 height=500></APPLET>
  
  import java.applet.*;
  import java.awt.*;
  
  public class MyApp名前 extends Applet {
    // 必要な変数、メソッド (関数) の定義
    ...
    public void init() {
    }
    public void paint(Graphics g) {
    }
  }
  

  
  これをコンパイル&実行するには

  oyabun% javac MyApp.java
  oyabun% appletviewer MyApp.java &

  
  あるいは (礼儀正しく) MyApp.html を書いて、 WWW ブラウザーや appletviewer で実行する。

  oyabun% appletviewer MyApp.html &

  
  ただし MyApp.html には次のようなタグがあるとする。

    <APPLET code="MyApp.class" width=500 height=500></APPLET>
  

要するに、appletviewer は、 ``<APPLET code=''MyApp.class'' width=500 height=500></APPLET>'' だけしか見ていないということでしょう。