(工事中: 説明が舌足らずですが、とりあえず実例を。なお、 付録 B.2 に差分法の解の可視化例の紹介をしている。 そちらは格子点 での値 からグラフを描く話で、 本来はそれを詳しく解説すべきものだったかも…)
単位円盤領域 における Poisson 方程式の境界値問題
FreeFEM++ プログラム poisson-disk.edp |
// 境界の定義 (単位円), いわゆる正の向き border Gamma(t=0,2*pi) { x=cos(t); y=sin(t); } // 三角形要素分割を生成 (境界を50に分割) mesh Th = buildmesh(Gamma(50)); plot(Th,ps="mesh.eps"); plot(Th,wait=1); // 有限要素空間は P1 (区分的1次多項式) 要素 fespace Vh(Th,P1); Vh u,v; // Poisson 方程式 -△u=f の右辺 func f = x*y; // 現在時刻をメモ real start = clock(); // 問題を解く solve Poisson(u,v) = int2d(Th)(dx(u)*dx(v)+dy(u)*dy(v))-int2d(Th)(f*v) +on(Gamma,u=0); // 可視化 plot(u,ps="poisson-disk.eps"); plot(u); // { ofstream ug("u-g.txt"); for (int i=0; i<Th.nt; i++) { for (int j=0; j<3; j++) { ug << Th[i][j].x << " " << Th[i][j].y << " " << u[][Vh(i,j)]<<endl; } ug << Th[i][0].x << " " << Th[i][0].y << " " << u[][Vh(i,0)]<<"\n\n\n"; } } // 計算時間を表示 cout << " CPU time= " << clock() - start << endl; |
FreeFEM++ では、等高線描画やベクトル場の表示などは出来るが、 グラフの鳥瞰図描画などはサポートしていないようである (最近は出来るようになっているみたいなので、 ここに書いてあることは「古い」かも知れないけれど、 参考のため、しばらく残します)。 そこで gnuplot を使ってグラフを描いてみる。
“u-g.txt” は次のようなデータである (3次元空間における三角形が並んでいる)。
0.735953 0.529892 0.00584987 0.876307 0.481754 6.33978e-033 0.809017 0.587785 7.53444e-033 0.735953 0.529892 0.00584987 0.512882 0.46938 0.0104192 0.577982 0.366799 0.00923669 0.656968 0.448345 0.00912418 0.512882 0.46938 0.0104192 (中略) ...... 0.656968 0.448345 0.00912418 0.447782 0.737755 0.00678195 0.425779 0.904827 4.83201e-033 0.317582 0.777124 0.00599877 0.447782 0.737755 0.00678195 0.187381 0.982287 3.00659e-033 0.0627905 0.998027 8.0753e-034 0.149059 0.864343 0.00242012 0.187381 0.982287 3.00659e-033 |
このデータを gnuplot で可視化するには、 例えば次のようにする (図 10)。
poisson-disk.g |
set hidden3d set palette rgbformulae 33,13,10 splot "u-g.txt" with lines palette |