69 Macの返却

これは反省文です。


大学では、パソコンを学生1人専用で使ってもらうことがある。 卒業時には “返却” してもらうのだが、 卒業時のドタバタで引き継ぎがちゃんとできないことも多い。 というか多くなってきたような気がする。 この2年はCOVID-19のせい、というのが大きいかもしれないが、 自分が以前のように四六時中大学にいる生活でなくなったせいだろうか、 と考えている。


Apple 公式で 「Mac を売却、譲渡、下取りに出す前にやっておくべきこと」 という説明が用意されている。それに従うのが確かで、 今後はそういうのを見るように学生に伝える。


昔は、パソコンのセキュリティはゆるゆる、というか、 実機に自由に触れられる場合は、何でも出来てしまうのが普通だったような気がする (誰もいない時に部屋に侵入されたら何をされても仕方ない、みたいな)。 パソコンのみならず、ワークステーションでも、 強制停止させてシングルユーザーモードで起動すればとか、 別のマシンにディスクをマウントしていじるとか、 まあ、色々と色々とやりようはあった。


現在身の回りは Mac ばかりだが、 少し前までは、 Mac でも safe mode で起動してパスワード・クリアとか、 パスワード・ファイルを読み出して…とか、 色々とやりようはあった。


でも最近は、パソコンは盗まれても、 簡単には使えないようにするというポリシーらしく、 ファイルシステムも暗号化するのがデフォールトで、 ついに「ただブツを返却してもらっても、それだけでは何もできない」 ことになってしまった。あららら。


「管理者権限のアカウントを作りました。」と言ってくる人がいても、 よく失敗して通常権限しかなかったりするのが複数回… (こちらはなぜそういう失敗をするのか分からないのだが、 普段やってことがない操作だからなのかなあ?)

これからは気をつけないと。


(2022/3/27) 落ち着いて考えてみると、結局は今でも、 管理者権限のあるアカウントが用意されていれば何とかなる、 みたいな気がする (もちろん、 上に紹介した Apple 公式で説明されている手順に従ってちゃんとやれれば、 それに越したことはないけれど。)。



桂田 祐史