Mathematica 12.3.1 が出たことは知っていたのだが (7/27リリースだそうだ)、 忙しくて放置していた。 自宅のルーターを変えてスピードのチェックをし始めて、 そういえば Mathematica のバイナリーがテストにいいかもと考えた。
Apple Silicon (M1) へのネイティブ・サポートが実現されたそうだ (Intel向けとApple Silicon向け、2つのバイナリーが供給される)。 Apple Silicon 向けには、ファイル名に ARM とついている。 ユニバーサル・バイナリーでないのは、まともな判断だと思われる (ファイル・サイズが非常に大きいので、普段使わない部分のサイズが無視できない)。
無事、インストール完了。そのうち M1 Mac で、 Intel向けバイナリーをRosetta で使うのと、 Apple Silicon向けバイナリーのベンチマークでもやってみよう。
(余談) Mathematica のインストールは、 ディスク・イメージ・ファイル (.dmg) をマウントして、 そこにある Mathematica.app を アプリケーションフォルダに移動(コピー)することで行われる。 サイズが 18.78GB もある。 今回は、移動のスピードが秒速10MBくらいのオーダーであった。 ネットワークのスピードが上がってくると、意外と遅い、と思えて来る。
ファイル転送のエラー対応
ファイルが大きいと、
不安定なネットワーク(この夏季休暇に色々見直してみるつもり)では、
転送エラーでファイルが正常に転送されない。
それが起こった時は、仕方がないので分割して、
送れなかったところから再送している。
こんなふうにファイルをばらす (これは転送元、転送先両方で実行) |
split -b 1024mb 転送したいファイルの名前 |
必要なパートを転送する |
scp -p xa{g,h,i,j} 転送先ホスト:転送先ディレクトリィ |
xa? を連結してチェックサムを確認 |
cat xa? > 転送したいファイルの名前 sum 転送したいファイルの名前 |
お掃除 |
rm xa? |
こうなると、後は MATLAB だけだ。2021a でも Rosetta2 頼りみたいだ。 おっと、Julia もまだだった。 今、差し迫った計算プロジェクトがないけれど。
(2021/8/14追記) Julia は v1.7 で M1 をネイティブ・サポートするよし。 現在 Beta 3 が出ているとか。もう少しの辛抱。