54 DeepL翻訳を試す

数日前に、DeepL翻訳という翻訳サイトの紹介を見た。

Google翻訳と比べて、翻訳速度は低いけれど、こなれた英文が出て来る印象。

Wikipdedia の “Gibbs phenomenon” の最初の段落を訳させてみる (このところ話題の “overshoot” という単語を見ると、 それが思い出されるので -- 実際、その WWW ページに 21 回登場する。 「解析屋にとっては、overshoot と来たら Gibbs phenomenon ですね」)。

Google翻訳では

数学では、ヘンリーウィルブラハム(1848)[1]によって発見され、 J。ウィラードギブス(1899)によって再発見されたギブス現象[2]は、 区分的に連続的に微分可能な周期関数のフーリエ級数が ジャンプの不連続。 フーリエ級数のn番目の部分和には、ジャンプの近くで大きな振動があり、 部分和の最大値が関数自体の最大値を超える可能性があります。 nが増加しても、オーバーシュートは消滅しませんが、 有限の限界に近づきます。[3] この種の挙動は実験物理学者によっても観察されましたが、 測定装置の欠陥が原因であると考えられていました。[4]

DeepL翻訳では

ギブス現象とは、数学では Henry Wilbraham (1848)[1] によって発見され、 J. Willard Gibbs (1899) によって再発見された[2] のですが、 これは、 部分的に連続的に微分可能な周期関数のフーリエ級数が ジャンプの不連続性で振る舞う特異な現象です。 フーリエ級数のn番目の部分和はジャンプ付近で大きな振動を持ち, その振動が部分和の最大値を関数自体の最大値よりも大きくすることがあります. このようなオーバーシュートは、nが増加しても消滅せず、有限限界に近づく。[3] この種の振る舞いは、実験物理学者によっても観察されたが、 測定装置の不完全さに起因すると考えられていた[4]。

(実は nth という文字列を n-th に変えて入力した。そうしないと、 DeepL翻訳では「n番目の部分和」でなく「9番目の部分和」と翻訳する。 piecewise を「区分的に」と訳すのも Google 翻訳偉い。 でもトータルでは DeepL 翻訳の方が良いと感じる。)

今後、併用することになりそう。

桂田 祐史
2020-04-20