今年度の1年生は、テキスト・エディターとして Atom を勧められているらしい。 え、また変わるの?(学生が何を知っているかが変わると、 学年が混じっているクラスの授業がやりにくい…) まあ、 まともなテキスト・エディターを知っている学生が増えるのは良いことだ (前向き思考)。
Atom にアクセスすると、こちらの機種を調べて、 対応するファイル atom-mac.zip のダウンロード・ボタンが現れる。
zipファイルの中身は Atom.app である。 それをアプリケーション・ディレクトリィに移す。
Atom.app はダブルクリックで開ける (好感が持てる)。
メニューの日本語化は、パッケージという仕掛けを使う。 “Install a Package”, [Open Installer], “Filter packages by name” とある欄に Japanese を入力すると、 “japanese-menu 1.14.0” というのが出て来る。Install ボタンをクリックし、 十数秒待って完了。この辺は良く出来ている。
Ricty Diminished というフォントを勧めている人が多い。 うーん、どうなんだろう。 https://github.com/edihbrandon/RictyDiminishedで入手する。 というボタンを押して、 [Download zip] を選択する。 zipを展開して、.ttf ファイルを全部選択してダブルクリックする。 [フォントをインストールする] ボタンをクリックしてインストールする、 というのを2回すればフォントのインストールは完了する。
Atom への登録は、[Atom]→[環境設定]→[エディタ設定]→フォントに “Ricty Diminished” と入力する。
Atom のメニューに “シェルコマンドをインストール” というのがある。 これを選択すると、 /usr/local/bin/atom という /Applications/Atom.app/Contents/Resources/app/atom.sh への シンボリック・リンクが出来る。 この辺も良く出来ていると思う (最近の平均的ユーザーはそういう設定を自分ですることに慣れていないだろう)。
個人的には、emacs や vi (実体は Vim か) で文句はないのだけれど、 それらを他人に勧めるのには躊躇してしまう (使いこなすのに、ある程度のことは覚えないといけないが、 そういうことは覚えたくない人が増えているような気がするし、 Vim はまだしも、emacs はちゃんとしたのをインストールするのが面倒だから)。
桂田 祐史