未知関数
についての1階正規形の常微分方程式
正規形というのは、方程式に現れる最高階の導関数 (1階なので
) について解かれている (つまり
何とか という形で、右辺には
は現れない)
ということを意味する。
2階以上の方程式は、簡単に1階の微分方程式に変換できるので、 (17) は、応用上十分に一般的な設定であろう。
初期条件としては
(14) | ![]() |
(15) | ![]() |
しばしば区間 を
等分する。この場合は
がすべて
(16) | ![]() |
(17) | ![]() ![]() |
精度を確保するために、 を適当に選ぶことがある(刻み幅の自動調節)。
から
を近似的に求めるために色々なやり方がある。
(注: ここから後の
は、厳密には
と異なるので、
本当は別の記号を用いるべきかもしれない。)
(18) | ![]() ![]() ![]() |
(19) | ![]() |
(20) | ![]() | |
(21) | ![]() | |
(22) | ![]() | |
(23) | ![]() | |
(24) | ![]() |
本当は、
,
,
,
は、
に依存するので、
例えば
,
,
,
のように
書くべきであろうが、多くの本でサボってある。
桂田 祐史