例えば非同次の境界条件にするとどうか。 つまり (5) や (3) の代わりに、 任意に定めた定数 , に対して
(4) については、ゼミでも少し話があった。 定常解 が存在し、 のとき、 となる ( は何だったけ?)。 シミュレーションして結果を見ると、理解が深まるであろう。 お勧め。 プログラム作成は heat1d-e-glsc.c をたたき台にする場合は簡単。 heat1d-i-glsc.c をたたき台にする場合は、 [3]の第1章§1.3を参考にするとよい。
(5) は少し難しい。 先回りして説明すると、 の場合はやはり定常解 が存在し、 のとき、 となる。 の場合は… これは計算してみてのお楽しみ。 その結果は数式を使って証明することも出来るし、 物理的に考えても「なるほど」となるもの。 プログラム作成は少し難しい (heat1n-i-glsc.c では、 「仮想格子点を用いた近似」という少し凝った方法 (それで精度が上がる) を使っているから。 桂田 [3] の第1章 (特に§1.4)を見ると良い。)。 一段深い内容と言えるかもしれない。 がんばる価値はある。
そのほかに、Newton の冷却の法則に基づく、Robinの境界条件なども考えられる ([2] に説明があるが、プログラム作成については、 [3] の§1.5 が参考になる)。