3.3.0.2 反省

ほどほどの手間で Runge-Kutta 法のプログラムが書けたが、 元々自由度が高い問題のシミュレーションをする場合、 ベクトルの次元が上がり、同じようにプログラムを書くのは大変になる (例えば3次元空間での質点の運動の場合は6次元ベクトル値関数になる)。

そこで、 $ \bm{x}$$ k_1$, $ k_2$, $ k_3$, $ k_4$ の値を記憶するために、配列 x[], k1[], k2[], k3[], k4[] を使うことが考えられる。実際、 そのようにして書かれた数値計算ライブラリィがよくある。

個人的には、今の標準的なプログラミング環境に置いては、 ベクトルが使えないプログラミング言語を採用するのが良くない、 と考えている。

C++, MATLAB, Python, Julia などベクトルが使えるプログラミング言語を使えば、 Runge-Kutta 法のプログラムも簡単になる。



桂田 祐史