2.3 Cコンパイラーの利用

毎年尋ねる質問「コンパイルって何ですか？」

C言語で書いたプログラムをコンパイルするには、 C コンパイラーを使う。 現象数理学科Macには、 Xcode という Apple が用意したアプリをインストールしてあって、 その中に cc というコマンドがある。 これは LLVM という “コンパイラー基盤” に含まれる C コンパイラーである。

(LLVM と双璧をなすものに GCC がある。 大抵はどちらを使っても同じことができるので、 使えるようになっているはずの LLVM を使えば良いだろう。)

hello.c があれば次のようにしてコンパイル＆実行できる。

ターミナルで (1)     素朴なやり方

cc hello.c
ls
./a.out

ターミナルで (2)     -o 文字列 で名前を指定する

cc -o hello hello.c
ls
./hello

ターミナルで (3)     もしかして cglsc は知らない？

cglsc hello.c
ls
./hello

注意     時々、1つのターミナルで、テキストエディターとCコンパイラーを使う (交互に起動する) 人がいるけれど、折角複数のウィンドウを使えるので、 両方見ながら作業することを勧める。

cglsc コマンドは今年度入学の1年生の Mac には入っていなかったが… 3年生はどうだろう。以前使えていたけれど、 今は使えなくなっている、という場合は次のようにすれば動く可能性が高い。

ターミナルで (sogosuri アカウントからコピー)

cp -pr /Users/sogosuri/{bin,include,lib} ~

GLSC3D なら使えるという場合は、 cglsc の代わりに ccg コマンドが使えるかもしれない。

ターミナルで (4)     もしかして ccg は使える？

ccg hello.c
ls
./hello