3.3 Gnuplot で作った図

以前 gnuplot で、数値データの plot を行った。 その図を取り込んでみよう。

画面に描画してから

  1. set term でデータのフォーマットを指定して
  2. set output "ファイル名" でファイル名を指定して
  3. replot (再描画する)
  4. quit (終了する)
のが基本である。

終了しない場合は、事前に set term push として、 replot の後に set term pop として、 term の値を元に戻すこと。

グラフのような線画には、 (Encapsulaetd) PostScript 形式 (.eps) が良く使われる。

sincos.c

/*
cc -o sincos sincos.c
./sincos > sincos.txt

以下は gnuplot のコマンド (replot すると、sincos.eps というファイルに描く)

plot "sincos.txt" using 1:2 with lp title "sin", "sincos.txt" using 1:3 with lp title "cos"
set term postscript eps color
set output "sincos.eps"
replot
quit

 */
#include <stdio.h>
#include <math.h>

int main(void)
{
  int i, n;
  double pi, x;
  pi = 4 * atan(1.0);
  n = 90;
  for (i = 0; i <= n; i++) {
    x = i * (pi / 180.0);
    printf("%2d %f %f\n", i, sin(x), cos(x));
  }
  return 0;
}

このプログラムを注釈にあるように、コンパイル&実行して “sincos.txt” を作り、 さらに gnuplot を起動して、コマンドを実行すると、 “sincos.eps” というファイルが出来る。

その取り込みは、画像の取り込みと同様で
sincos.eps の取り込み
\begin{figure}[htbp]
\centering
\includegraphics[width=10cm]{sincos.eps}
\caption{$\sin$, $\cos$ のグラフ}
\end{figure}

図: $ \sin$, $ \cos$ のグラフ
\includegraphics[width=10cm]{sincos.eps}

桂田 祐史
2018-12-21