1.3 進学するかどうか

本当は、学部の卒業研究が終わったときに、 進学するかどうか決められれば良いのですが、 就職活動との兼ね合いもあって、 卒業研究が進んでいない状況で進学するかどうか決める必要があるでしょう。

過去の経験では、次のようなことを言う人が意外と多い。

「学部では今一つ不完全燃焼だった。進学してきちんと◯◯を学びたい。」
これが自分が考えていたことに近いと思った人は、 考え直すことを勧めます (相当ずれています)。


具体的に 「◯◯を研究したいので進学する」という明確な動機があれば あまり迷うことはないでしょうが、 そうでない場合は、 ある意味で見切り発車することになります。 完全な解答は難しいですが、私は次のように考えます。

「学部での勉強が充実していて面白い(好きだ)と感じている。 もっと先をやってみたい。」
と思う人は進学すると良い。

「面白い」というのは程度問題で、やや曖昧かもしれません。 次を参考に自問自答して下さい。

割とありがちなのは、 面白いと言ったはずのことを説明できない、 また 「何か面白いと感じたことはありますか?」 「◯年□学期にやった△は面白かったです。」 「その後、それについて何かしましたか?」 に対して「いいえ、特に何もしませんでした」というケース。 こういう場合はゴー・サインを出して良いかどうか、ちょっと微妙ですね。 そういう人は進学して苦しい思いをする可能性があります。


それで進学してしまった人はどうすれば良いかと言うと、 とにかく何か頑張って勉強して、それを好きになること、でしょうか。 真剣にやると面白さが意外と発見できるものです (学部の段階で面白さの発見が出来るような人は心配無用なんですが…)。


それから
桂田を指導教員に選ぶ場合の研究テーマ
  • 何かある数値計算法の数理の研究
  • 何かあるシミュレーションをするために数値計算上の工夫が重要、 プログラム開発自体が研究のかなりの部分を占める、など
(学部卒研の場合は「(ほとんど)何をしても良い」と言っていますが、 進学する場合は、ある程度のレベルが要求されるので、 桂田が得意な分野を選んで下さい。)

桂田 祐史
2019-04-04