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2 確認: ファイルの名前

十進BASICのプログラミングで計算した数値や、 グラフを TEX でレポートにまとめているわけで、 色々なファイルを扱うことになります。 混乱している人がいるようなので、少し整理します。

現在、コンピューターでは (特に Windows 環境では)、 ファイルはそのフォーマット (種類) に応じた「拡張子」をつけるのが普通です。 (例えば C 言語のプログラムのファイル名は、末尾を .c とするなど。)


現在は、十進BASICでプログラムを書き、 実行結果 (計算した数値データ、描画した画像データ) を保存し、 それらを用いて、TEX(日本語 LATEX) でレポートを書いてもらっています。 人間が内容を直接作るのは、BASICプログラム (.BAS), TEXソースファイル (.tex) で、 後は基本的にプログラムによって生成されるものです。

この場合は、以下のようなファイルを扱います。

BASIC プログラム
拡張子は \fbox{\texttt{.BAS}} です。 ファイルの作成・編集は、(仮称)十進BASIC」と いうプログラムを用いて行ないます。 中身は(基本的に)人間が作ります。
BASIC の計算結果
拡張子は \fbox{\texttt{.TXT}} です。 内容は PRINT 文や INPUT 文で入出力したものです。 これは(仮称)十進BASICの実行ウィンドウのファイル・メニューから 「保存」することで作成(保存)できます。 中身はコンピューターが計算して作ります。
BASIC の描画結果
いわゆる画像ファイルで、とりあえず JPEG フォーマットを推奨しています。 その場合の拡張子は \fbox{\texttt{.JPG}} です。 これは(仮称)十進BASICのグラフィックスのウィンドウのファイル・メニューから 「保存」することで作成(保存)できます。 中身はコンピューターが計算して(?)作ります。
TEX ソースファイル
拡張子は \fbox{\texttt{.tex}} です。 ファイルの作成・編集はテキスト・エディターと呼ばれるプログラムを用いる のが普通で、この授業では秀丸エディタを推奨しています。 中身は(基本的に)人間が作る。
TEX の dvi ファイル
拡張子は \fbox{\texttt{.dvi}} です。 TEX のソースファイルを platex コマンドで「コンパイル」して 作られるファイル。 要するに中身はコンピューターが計算して(?)作ります。 これを dviout コマンドで表示・印刷したり、 dvipdfmx コマンドで PDF ファイルに変換したりします。
提出するレポート の pdf ファイル
拡張子は \fbox{\texttt{.pdf}} です。 PDF ファイルは色々なプログラムで作ることが出来ますが、 この授業の場合は、dvi ファイルを dvipdfmx コマンドで変換して作成します。 中身はコンピューターが計算して(?)作ります。

$\displaystyle \fbox{\text{\texttt{.tex}}} \xrightarrow[]{\textbf{platex}}
\fbo...
...\texttt{.dvi}}} \xrightarrow[]{\textbf{dvipdfmx}}
\fbox{\text{\texttt{.pdf}}}
$


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桂田 祐史
2013-05-29