 
 
 
 
 
   
既に紹介したように、プリアンブルに
| gradient 作用素の記号を定義する | 
| 
\newcommand{\grad}{\mathop{\mathrm{grad}}\nolimits}
 | 
マクロは、簡単な部分だけでも、便利に使うことが出来る。例えば \displaystyle コマンドのように、 長くて入力が面倒なコマンドに、 短い別名をつけるために使うことが出来る。 そのためには、プリアンブルに例えば
| \displaystyle を手短に \dsp で | 
| 
\newcommand{\dsp}{\displaystyle}
 | 
マクロでは、いわゆる引数を用いることができる。
 の行列
 の行列 
 は、
例えば
 は、
例えば
| 
 \left(
 \begin{array}{cc}
  1 & 2 \\
  3 & 4
 \end{array}
 \right)
 | 
|  行列用のマクロ | 
| 
\newcommand{\gyouretsu}[4]{
 \left(
 \begin{array}{cc}
  {#1} & {#2}\\
  {#3} & {#4}
 \end{array}
 \right)
}
 | 
 つの成分が引数として与えられる)、
つの成分が引数として与えられる)、
| 
\gyouretsu{1}{2}{3}{4}+\gyouretsu{5}{6}{7}{8}=
\gyouretsu{6}{8}{10}{12}
 | 
 が組版できる。
 が組版できる。
なお、マクロの名前には、ローマ字のみが使えます (gyouretu22 のような文字列は使えません)。
実は、通常使っている LATEX そのものが、 膨大なマクロの集成に他なりません。
 
 
 
 
