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LATEX である程度まとまったことをやりたい場合に、
パッケージというものが用意されていることがある
(中身は要するにマクロの集合である)。
パッケージは、
プリアンブルで \usepackage{} コマンドを用いて
読込ませる。
詳細は省略するが (自分で必要になってから調べれば良い)、
以下筆者が良く利用しているものの名前をあげておく。
- geometry パッケージ
- TEX 文書で使う紙の大きさや、余白の長さなどを指定するのに、
geometry パッケージ
というものが便利である。
\usepackage[a4paper]{geometry}
|
のように使う。
- amsmath, amssymb パッケージ
- 複雑な数式や、やや珍しい記号類の組版には、
アメリカ数学会 (American Mathematical Society, AMS) が開発した amsmath,
amssymb パッケージが威力を発揮する。
\usepackage{amsmath,amssymb}
|
- graphicx パッケージ
- グラフィックスを取り込むための \
includegraphics{} 命令が用意されている (使い方は後述する)。
\usepackage[dvips]{graphicx}
|
- foilsパッケージ
- プレンゼンテーション資料を TEX で作るために、
色々なパッケージが開発されている。
foils パッケージはその一つである。
このあたりは流行り廃りがあるので、自分が必要になったときに、
WWWで検索すると良い
(例えば 「外圏 Wiki カテゴリ:LaTeX」)。
- ascmac パッケージ
- 円記号を組版する \yen や、
枠で囲う screen 環境、見出しつきの枠で囲う itembox 環境などは、
ascmac パッケージにある。
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Masashi Katsurada
平成23年6月8日