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Newton 法は非線形方程式を解くための代表的な方法である。
これは  が微分可能な関数で、
方程式
 が微分可能な関数で、
方程式  の近似解
 の近似解  が得られているとき、線形化写像
 が得られているとき、線形化写像
の零点 
![$ x=x_0-\left[f'(x_0)\right]^{-1}f(x_0)$](img124.png) は、
 は、
 よりも良い近似解になっているであろう
(実際に適当な条件下でこれは正当化できる)、という考えから導かれるものである。
 よりも良い近似解になっているであろう
(実際に適当な条件下でこれは正当化できる)、という考えから導かれるものである。
すなわち、漸化式
で数列 
 を定めると、適当な条件
9の下で
と収束し、極限
 を定めると、適当な条件
9の下で
と収束し、極限  は方程式の解になっている:
ということを利用したもので、実際のアルゴリズムは次のようになる。
 は方程式の解になっている:
ということを利用したもので、実際のアルゴリズムは次のようになる。
| Newton法のアルゴリズム | 
| 
(1)適当な初期値  を選ぶ。(2)
 (3)
 とする。(4)まだ近似の程度が十分でないと判断されたら (3) に戻る。そうでなけ
れば  を解として出力する。 | 
 
 
 
 
 
   
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Masashi Katsurada 
平成22年6月16日