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2 プログラミング自習の勧め

プログラミングについて、すべての学生は、 ある程度の体験をするべきだと考えています。 しかし、大人数の授業ではなかなか効果が上がりにくい (自発的に質問して学ぶ人だけ前に進める、ということになりやすい)、 と痛感しています。 学び始めのうちは、語学 (例えば英会話) の習得に似たところがあって、 少人数の授業、集中した練習 (授業時間外の練習) が効果的です。


まずは簡単なサンプル・プログラムを自分の手で打ち込んで、 走らせてみて、なぜそれでそう動くのか考え、 場合によっては色々とプログラムを書き直して試すのが良いです。 そもそも十進 BASIC を選択したのは、 「数学向きである」という理由の他に、 その気になれば君達学生が自宅のパソコンにも簡単にインストールできる、 と考えたからです (そういう意味で、もう一度 『(仮称)十進BASIC インストール』 をプッシュしておきます)。


十進BASICの場合、 ハードコピーを配布した付属のチュートリアル 『(仮称)十進BASICによる JIS Full BASIC入門』 に載っているプログラムを一つ一つ試すことから始めたらどうでしょうか。 なお、プログラムを電子的に貼付けることもできますが、 なるべく自分の指を使って入力することを勧めます。 馬鹿馬鹿しいと思うかもしれませんが、 例えば言葉を学ぶのに、 何回も声に出して読むのと同じだと考えて下さい。


語学の勉強だと、個々の単語を辞書で調べるように、 数学の勉強では、出て来る言葉の定義や定理を調べるように、 必要に応じて、 プログラミング言語の文法や命令を調べることは大事です。 幸い、十進BASICにはオンライン・ヘルプがあって、 少ない手間で調べられるようになっています。 ぜひ自分で調べる習慣をつけて下さい。


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Masashi Katsurada
平成20年10月18日