課題文は http://nalab.mind.meiji.ac.jp/~mk/syori2-2005/jouhousyori2-2005-08/node13.htmlにあります。
(1) は フロッピーディスクは遠くなりにけり、のようです (まだコンビニには置いて ありますが)。一方、USB メモリーや SD メモリーカードなどが 普及しているかというとそれほどでもなく、 持ち運び可能な外部記憶媒体を使った経験が ないという人もいるみたいですね (卒研での雑談)。 次回もしアンケートをする機会があったら その辺を尋ねてみようと思っています。
(2)-1 について。 ワープロの文書ファイルを調べた人が多かったです (その場合、単純なテキスト・ファイルと比べてサイズはぐんと大きくなります 1)。 どういうファイルを調べたのか書いていない人が結構いました (いきなり「○○バイトのファイルがあった」だけ)。 単にバイト数を書いても意味がありません。 文章だったら、 何文字 (正確に数えなくても良いです) の記録に何バイトくらい必要か、 それは記録メディアにどれくらい入るものか、 そういうことを各自が理解できて欲しいのです。 それから、これは説明し忘れたかも知れませんが、 GraceMail で読み書きしたメッセージは、 ホームディレクトリィ (Windows ならば z: ドライブ) の Mail というディレクトリィに保存されています。 口頭では何度か説明しましたが、
(2)-2 について。これは結構難しいです (世の中が段々複雑になって 難しくなってきました)。大ざっぱに言って、 ソースプログラムのサイズ と、実行可能プログラムのサイズ は一次式 の関係 にあると想像できますが、 はどれくらいか知って、 自分が日頃使っているプログラムが、どんなに大きいか分かってもらえたら、と 思って出題しました。 なお、 と は単純な比例関係にはありません。 例えば C で何もしないプログラムを作ってもサイズは 0 ではありません (結構大きいです)。 一方で を増やしても は思ったほど増えません。 つまり はそれほど大きな数ではありません。
(2)-3 について。 近年は教員側からから学生のファイルについて確認できないのですが、 明らかに「おかしい」回答が結構あります。 各ユーザーが持てるファイルの量には制限があって、 今年度のセンターの場合 80MB のはずです。 この制限を数百倍破っている人がいましたが、これは単位を間違えたのでしょう。 こういう勘違いをしない人になって欲しいのですが、 実感の持てないような状況になりつつあるようです。
80MB という容量制限は、 音声や画像を扱わない限りは十分な量ですが、 そろそろ世の中の実情に合わなくなってきているかな、 という気もします (だって CD-R の容量が 700MB ですから、 その十分の一ですよ)。 あるいは音声や画像のファイルはユーザーが 外部記憶媒体に入れて持ち運べばよいのでしょうか。
(3) 身の回りのものをざっと計算してみると分かりますが、 文字情報だけで 1MB を越えるような文書は稀です。
(4) 本当はこの辺の実例を色々見せて説明しておくべきなのでしょうが、 準備が間に合いませんでした。