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3. 行編集、ヒストリ編集

Mule のようなテキスト・エディターを使っているときは、一度入力した文字 列をかなり自由に修正・編集できるのに、csh を使ってコマンドを入力している ときは、BS (BackSpace キー) を打つことで「一文字前の文字を削除する」くら いことしかできないのは「かったるい」と感じたことはないでしょうか。tcsh では標準の状態で Mule 互換の編集機能が使用可能です。

例えば一度打ってしまった文字の間違いを直すのに、たくさんの文字を消す必 要はなく、左矢印キーで戻ってから必要最小限の打ち直すだけですみます。


\begin{itembox}[l]{例1.}
\verb*+cp ~re00018/myfile .+ と打つつもりだったのに、
...
...る C-a, C-e などを
覚えていると、手早く修正位置まで移動できます。)
\end{itembox}

csh において、一度入力したコマンドを記憶していて、 それを呼び出して (必要があれば少し修正して) 使う 機能 (コマンドライン・ヒストリー機能) があることを習ったと思いますが、 今一つ使いづらいため、 あまり利用していない (だから忘れてしまった) 人も多いのではないでしょうか。 tcsh では、上下の矢印キーを用いることで、 簡単に以前に実行したコマンドを呼び出すことができます。


\begin{itembox}[l]{例2.}
例えば {\tt code.c} という C プログラムを作成している..
...「上矢印キーを 2 回打って、リターン」とすれば良いこ
とになります。
\end{itembox}

かなり前に入力したコマンドを呼び出したいときは、先頭の何文字かを打って から、M-p (ESC を打ってから p とタイプ) を打つとよいです。
\begin{itembox}[l]{例3.}
かなり以前に打った {\tt cp} コマンドをもう一度呼び出し...
...gutenberg/Alice29.txt .}\\
が現れる。
\end{tabular}
\end{screen}\end{itembox}


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Masashi Katsurada
平成14年5月30日