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: whereis : which と where : which と where

which

which コマンドは、ユーザパスからプログラムを見つけるのに使えます。


\begin{itembox}[l]{{\tt cp} コマンド, {\tt kterm} コマンドはどこ?}
{\tt tango21...
...which kterm}\\
{\tt /usr/meiji/X11/bin/kterm}\\
{\tt tango21\% }
\end{itembox}

シェルで別名定義されている場合は、そのむね表示されます。
\begin{itembox}[l]{{\tt ls} コマンドはどこ?}
{\tt tango21\% }\underline{\tt which ls}\\
{\tt ls:\quad\quad aliased to ls -CF}\\
{\tt tango21\% }
\end{itembox}

しかし、このような場合、元々の ls コマンドはどこにあるのでしょう? シェルとして tcsh を使っているのならば、
\begin{itembox}[l]{元々の {\tt ls} コマンドはどこ?}
{\tt tango21\% }\underline{\tt which \textbackslash ls}\\
{\tt /usr/bin/ls}\\
{\tt tango21\% }
\end{itembox}

のようにコマンド名の前に \ をつけることで調べられます。

tcsh でなく csh を使っている場合には、この方法は使えないので、 次に説明する whereis コマンドを利用すると良いでしょう。



Masashi Katsurada 平成13年6月21日