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: Mathematica の利用できるマシン : 情報処理II 第9回 Mathematica 入門 : Mathematica ってこんなもの

数式処理とは

プログラミング言語 (計算機言語) の中には、数値や文字だけでなく、

数式をデータとして扱うことの出来る「数式処理言語
と呼ばれるものがあります。 数式処理言語を使えるシステム (ソフトウェア) を数式処理系と呼びます。 数式処理系としては Mathematica 以外に REDUCE, Maple などが有名です。

C のようなプログラミング言語は、 プログラムの中では「数式」を書けますが、 関数 scanf() printf() 等で入出力可能なデータは、 数や文字列だけで、例えば -2/5 のような分数式の入力は出来ません。 またグラフを描くプログラムを作る場合に、範囲や、 分割数の指定等は実行時に入力出来ても、 グラフを描こうとしている関数自体は (普通の方法では) 入力できず、 プログラムの中に自分で埋め込むしかなかったわけです。 そういう意味では C は不自由な言語であると言えます1



Masashi Katsurada 平成12年6月30日