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1.1 標準入出力のリダイレクション、パイプ

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UNIX システムでは、各プロセス1は、標準入力 (standard input, stdin と略される)、標準出力 (standard output, stdout と略される)と呼ばれるデー タの出入口を持つ。
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C 言語の scanf() は標準入力から入力し、 printf() は標準出力に出力する。
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通常は次のように結びつけられている:
$\bullet$ 標準入力はキーボードからの入力に
$\bullet$ 標準出力は画面への出力に

この結合は簡単に変更できる (標準入出力の リダイレクション と呼ぶ)。
$\bullet$
コマンド $>$ ファイル名 とすると、コマンドの標準出 力を (画面の代わりに) 指定したファイルに書き出す。
$\bullet$
コマンド $<$ ファイル名 とすると (キーボードの代わ りに) 指定したファイルからコマンドの標準入力に読み込む。
$\bullet$
コマンド1 $\vert$ コマンド2 とすると、コマンド1 の標準 出力をコマンド2 の標準入力に渡すことが出来る。つまり
        prog1 > datafile
        prog2 < datafile
のようにファイルを介して prog1 の出力を prog2 に渡す代わりに
        prog1 | prog2
で済ますことが出来る。この機能をパイプと呼ぶ。


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Masashi Katsurada
平成20年10月18日