Next:
1.2 フィルター
Up:
1 UNIX のテキスト・ファイル処理
Previous:
1 UNIX のテキスト・ファイル処理
1.1 標準入出力のリダイレクション、パイプ
$$
UNIX システムでは、各プロセス
1
は、
標準入力
(standard input, stdin と略される)、
標準出力
(standard output, stdout と略される)と呼ばれるデー タの出入口を持つ。
$$
C 言語の
scanf()
は標準入力から入力し、
printf()
は標準出力に出力する。
$$
通常は次のように結びつけられている:
標準入力はキーボードからの入力に
標準出力は画面への出力に
この結合は簡単に変更できる (標準入出力の
リダイレクション
と呼ぶ)。
コマンド
ファイル名
とすると、コマンドの標準出 力を (画面の代わりに) 指定したファイルに書き出す。
コマンド
ファイル名
とすると (キーボードの代わ りに) 指定したファイルからコマンドの標準入力に読み込む。
コマンド1
コマンド2
とすると、コマンド1 の標準 出力をコマンド2 の標準入力に渡すことが出来る。つまり
prog1 > datafile prog2 < datafile
のようにファイルを介して
prog1
の出力を
prog2
に渡す代わりに
prog1 | prog2
で済ますことが出来る。この機能を
パイプ
と呼ぶ。
Next:
1.2 フィルター
Up:
1 UNIX のテキスト・ファイル処理
Previous:
1 UNIX のテキスト・ファイル処理
Masashi Katsurada
平成20年10月18日