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Arrow

set arrowコマンドを使うことにより、グラフ上の任意の位置に矢印を表示 させることが出来ます。

書式 :

         set arrow {<タグ>} {from <sx>,<sy>{,<sz>}} 
                           {to <ex>,<ey>{,<ez>}} {{no}head}
         set noarrow {<タグ>}
         show arrow

座標値が省略された場合は、0 が指定されたことになります。x、y、z の各 値は、グラフの座標系で指定します。z 値は splot の場合のみ指定できま す。<タグ> とは各矢印を識別する整数です。タグが指定されなかった場合は、 その時点で未使用の最も小さい数が自動的に割り当てられます。タグを使う ことによって、ある特定の矢印を変更したり、削除したり出来ます。既に存 在する矢印のある事項を変更したい場合は、タグを明示した set arrow コ マンドで変更箇所を指定してください。nohead を指定することによって矢先 のない線分を描かせることも出来ます。既定では、矢先がついています。

グラフの枠からはみ出すような矢印を書くことも出来ますが、装置によって は、エラーを生じることがあります。

例 :

原点から (1,2) への矢印を描きます :

         set arrow to 1,2
(-10,4,2) から (-5,5,3) への矢印を描き、番号 3 を振っておきます :
         set arrow 3 from -10,4,2 to -5,5,3
上の矢印を (1,1,1) から始まるように変更し、かつ矢先を消します :
         set arrow 3 from 1,1,1 nohead
第2矢印を消します :
         set noarrow 2
全ての矢印をけします :
         set noarrow
全ての矢印の情報をタグの順に表示します :
         show arrow


Masashi Katsurada 平成10年7月9日