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知的財産権についての議論が盛んである。マルチメディアやインター
ネットなど、コンピューターに絡んで、複雑な問題が多い。本当はこの講義で
も、取り上げたいところであったが、今年度は (も?) 準備不足で見送る。し
かし、諸君に考える材料をいくつか提示したいと思い、ここでは Gutenberg 
プロジェクトを紹介し、その成果のテキストも利用させてもらうことにした。
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著作権にも有効期限があり (長さは国による)、それが切れたテキストは自由
に利用できる。
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既に活字になっているテキストを電子化するには OCR (optical character
recognition, 光学的文字認識) などが使え、作業は半自動的に行える。
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テキストはひとたび電子化してしまえば、完全なコピーが簡単に出来る。
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電子化されたテキストは、さまざまな利用が出来る。 
 再び整形して本にする、読み上げソフトで音声にする、機械翻訳する、定量
分析する、etc.
 
Masashi Katsurada
平成10年7月2日