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UNIX では1、たくさんのファイルを整理して扱うためにディレクトリィ (directory) というものを使って、ファイルを
階層的に配置することができる。
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ディレクトリィとはファイルを納める箱のようなものである。ディレクトリィ
の下に (箱のたとえを使うと「中に」と言いたくなるが、普通は「下に」と言
う) 複数のファイルがおける。
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ディレクトリィも一種のファイルであって、ディレクトリィの下にディレク
トリィがおける。(そのディレクトリィに下にディレクトリィがおけて、そのディ
レクトリィの下にディレクトリィがおけて、、、、必要なだけ繰り返せる。)
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ディレクトリィ ``dirA'' の下にあるファイル ``file1'' は、
名前をスラッシュ `/' でつなげて、 ``dirA/file1'' という
「名前」 (パス名 (pathname) と呼ぶ) で指定できる。
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UNIX システム上のファイル全体は、ディレクトリィという仕掛けを使って、
逆立した木のような形で配置されている。一番上 (根っ子) のディレクトリィ
をルート・ディレクトリィ (root directory) と呼び、
文字 `/' で表す。
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各ユーザーは、ホーム・ディレクトリィ (home
directory) というディレクトリィを与えられ、その下にファイルを作ってい
く。情報科学センターのワークステーションでは、ユーザー名 ``re00018'' のホーム・ディレクトリィは ``/home/re00018'' というパス
名を持つ。
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ユーザー名 user のホーム・ディレクトリィは、一般に先頭に
チルダ ‾をつけた‾user という名前で
表すことが出来る。例えば、ユーザー ``re00018'' のホーム・
ディレクトリィは ``‾re00018'' となる。
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ディレクトリィを注目して、そこを基準としてパス名の指定が出来る(その
ディレクトリィに「居る」と言うことがある)。現在注目しているディレクト
リィをカレント・ディレクトリィ (current directory) 
またはワーキング・ディレクトリィと呼ぶ。
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カレント・ディレクトリィを `.' で表す。またカレント・ディレク
トリィの一つ上のディレクトリィを `..' で表す。
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ユーザーがログインした直後は、ホーム・ディレクトリィがカレント・ディ
レクトリィになる。
Masashi Katsurada
1998-05-27