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問題意識

$ \Omega$$ \R^n$ の開集合、 $ f\colon\Omega\to\R$, $ a\in\Omega$ とするとき、 ($ \Vert h\Vert$ が十分小さい $ h$ に対して $ a+h\in\Omega$ となるわけだが) $ f(a+h)-f(a)$ はどうなるか? 以前 $ f(a+h)-f(a)\kinji f'(a)h=\nabla f(a)\cdot h$ ということを書いたが、 $ \kinji$ は数学的な主張ではない。 そこをちゃんとしたい。

注意 $ f$ の値域の次元 (これまで $ m$ と書いてきたもの) は、 $ 1$ とする。その理由は後述する。


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Masashi Katsurada
平成23年6月21日