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微分方程式の階数が  ,
,  なので、
特性方程式が
 なので、
特性方程式が  ,
,  次方程式になるが、
高校数学の範囲 (代入して成り立つかどうかで解を探して、
因数定理を使って…) で解けるようなものにしてあるので大丈夫のはず。
 次方程式になるが、
高校数学の範囲 (代入して成り立つかどうかで解を探して、
因数定理を使って…) で解けるようなものにしてあるので大丈夫のはず。
上で「pp.153-154 の説明」と書いたが、少し違ったまとめ方をしてみよう (これは 12月13日の授業で喋った)。 最初の要点は、
|  が特性方程式の  重根ならば (重根でない根の場合は  とする)、
一般解の式に  というものが現れる。 | 
 が虚数で、
「虚数の指数関数を使わないで書こう」という場合は、もう一仕事必要になる。
 が虚数で、
「虚数の指数関数を使わないで書こう」という場合は、もう一仕事必要になる。
まず
| 実係数の方程式では、  (  ,  は実数,  ) がちょうど  重根ならば、  (  ,  は実数,  ) もちょうど  重根
である | 
そして次の事実が重要である。
| ☆ | 
|    は複素数全体の集合を表す。) | 
例えば 
 がちょうど
 がちょうど  重根である場合、
 重根である場合、
 もちょうど
 もちょうど  重根なので
これら4つの根に対応して、一般解の式には
 重根なので
これら4つの根に対応して、一般解の式には
 
    
ここで上に述べた事実☆を使うと、
 は
 は 
 に (ただし
 に (ただし  ,
,  は任意定数)、
 は任意定数)、
 は、
 は、
 に (ただし
 に (ただし  ,
,  は任意定数)
に書き換えられることが分かる。まとめると
 は任意定数)
に書き換えられることが分かる。まとめると
 
 
 
 
 
