桂田 祐史
Date: 2019年4月10日〜
授業中の間違いのうち、授業の後から気づいたものを記録することにしています。 変だなと思ったら、なるべく授業中に指摘・質問して下さい。
「 かつ 」というのは、 と が同時に成り立つときに成り立つ、 そうでないとき ( と の少なくとも一方が成り立たない) に成り立たない1、 と真理値を決めます。(こちらにとっては当たり前に近いことなので、 省略しても平気だろう、真理値表を書いてあるのだから、十分なはずだ、 と考えてしまいましたが、ちょっと浅はかでした。)
正直ちょっと困った。「省略して書いている人は多いので、 書いても構わないでしょう。 この授業では、 が よりも結合の優先順位が高いと約束していないので、 かっこをつけないと意味が曖昧になってしまいます (式が解釈できない -- 論理式として認められる式は、 こういうものである、という説明はしなかったので、 「曖昧」というくらいが落とし所でしょう)。」 という答えになるでしょうか。
実は、多くの本で、講義ノートの付録A節に書いたように、結合の優先順位の高い順に
数式については皆さん良く慣れていると思いますが、 等号の優先順位が一番低い、と言われて、すぐに納得出来るでしょうか。 小学校以来の長い間、計算を見たり自分でやったりしているうちに、 無意識で身についていると思います。
他の人が使っていることは使っても良いのでは?という考え方もあるでしょう。
ところがやってみると、どこまで認めるかなかなか難しいのです。
授業で使っている記号の使い方と矛盾したりする場合もあって、
すべて認めるわけには行きません。いちいち、これはダメ、
あれはOKとやるよりは、授業で説明したルールだけを使ってやってみる、
としてもらいたいのです。
この説明をなるべく短くして、来週の授業で説明してみよう…
出来るかな?