 は、
複素平面内の滑らかな Jordan 曲線
 は、
複素平面内の滑らかな Jordan 曲線  で囲まれた Jordan 領域とする。
任意に選んだ
 で囲まれた Jordan 領域とする。
任意に選んだ 
 に対して、
Riemann の写像定理により、
 に対して、
Riemann の写像定理により、
 を単位円板領域
 を単位円板領域 
 の上に写す等角写像
 の上に写す等角写像 
 で、
 で、
 は、
 は、
 から
 から 
 の上への同相写像に拡張される
(Carathéodory の定理)。
 の上への同相写像に拡張される
(Carathéodory の定理)。
関数 
 (ただし
(ただし  では
 では 
 という値を取ると考える)
は
 という値を取ると考える)
は 
 上の関数として定義されて、
 上の関数として定義されて、
 で正則であり、0 にはならない。
 で正則であり、0 にはならない。 は単連結であるから、
正則関数
 は単連結であるから、
正則関数 
 が存在して、
 が存在して、
 
   
 
 
   
 
 ,
, 
 とおく。
 とおく。
 が成り立つ。
 が成り立つ。
 に対して、
 に対して、
 であるから、
 であるから、
 
 を実関数としての対数関数として)
 を実関数としての対数関数として)
 
以上より、 は Laplace 方程式の Dirichlet 境界値問題
 は Laplace 方程式の Dirichlet 境界値問題
| (B.21) |  in   (  ) | 
 は
 は  の共役調和関数であることから、
例えば
 の共役調和関数であることから、
例えば  での値
 での値  を定めれば良いが、
正規化条件 (5.1) のうちの第2の条件から
 を定めれば良いが、
正規化条件 (5.1) のうちの第2の条件から 
 が導かれる
(
 が導かれる
(
 に注意すると、
 に注意すると、
 が正であるためには、
 が正であるためには、
 )。
)。
 について
 について  の整数倍の違いは、
 の整数倍の違いは、
 の値に違いをもたらさないことに注意すると、
これで
 の値に違いをもたらさないことに注意すると、
これで  が決定されることになる。
そこで
 が決定されることになる。
そこで  を得るには
 を得るには
| (B.22) |  |